
ほとんどの市販されている風邪薬には、抗ヒスタミン薬が入っています。抗ヒスタミン薬は、注意力の減退や眠気を誘発するなど多くの副作用をもたらします。ヒスタミンは、体内で肥満細胞と呼ばれる細胞に存在し、免疫に関係する働きがあります。
もし、体外から細菌や風邪ウイルスなどの異物が侵入すると、免疫システムの抗体によって、異物が捕らえられます。この状態で、菌に対する情報を得た免疫は、異物に再び接触するとヒスタミンが放出されます。このヒスタミンの放出によって、アレルギー反応が引き起こされ、鼻水や咳の症状が出ます。
抗ヒスタミン薬は、このヒスタミンの働きを阻止することで、アレルギー反応による、鼻水や咳といった風邪の症状に効いてきます。初期に開発された抗ヒスタミン薬は、ほかにも中枢神経抑制作用、抗嘔吐作用、副交感神経抑制作用などがあります。この為、抗ヒスタミン薬は風邪薬だけでなく、酔い止めやめまいの薬としても使用されます。抗ヒスタミン薬は、初期段階で非常に眠気が強く、日中使用すると眠気で注意力や集中力が散漫になるため、適した薬とはいえません。
現在市販されている風邪薬には、この眠気の部分に改良が行われ、眠くならないようになっています。それでも、眠気がまったくなくなる訳ではないので、車の運転前等は服用しない方がいいでしょう。 抗ヒスタミン薬は、アレルギー症状に対しては、効果的ですが副作用が伴うことも忘れないようにしましょう。