
風邪薬に含まれる抗炎症成分は、風邪によって鼻粘膜や喉の炎症に腫れが生じている場合、塩化リゾチームなどで鼻粘膜や喉の炎症で損傷だれた組織の修復を行います。抗炎症成分には、患部の炎症を抑えるだけでなく、痰の粘り気を弱める働きもあります。炎症を抑える事で、気道の粘膜にある線毛の運動を促進して痰の排出をスムーズにします。
抗炎症効果のある、塩化リゾチームは乳児に対して、アナフィラキシーショックを起こさせる事もあると言われています。その為、乳児が風邪をひいた場合は、安易に風邪薬を飲ませる事はやめましょう。
風邪薬の抗炎症抗のある成分として、使用されている塩化リゾチームは、もとは鶏卵の卵白から抽出したタンパク質です。その為、鶏卵アレルギーがある場合は、塩化リゾチームを配合した風邪薬で、アレルギーを起こす事もあるので、注意しましょう。
塩化リゾチームには、炎症の原因になっている、細菌の細胞壁を分解する働きがありますが、風邪は細菌で最近ではなくウイルスが原因の場合が多いので、塩化リゾチームでは原因菌を攻撃する事は出来ません。塩化リゾチーム以外に抗炎症作用のある物質は、鼻粘膜や喉の炎症を和らげるセラペプターゼや、体内で作られる炎症物質を分解するセミアルカリプロティナーゼ等があります。セミアルカリプロティナーゼは、炎症を生じた細胞にフィブリン系の物質が沈着して、炎症しやすくなるのを、フィブリンを分解排出することで防ぎます。