
風邪をひいて咳が出るのは、風邪菌などの異物を排出しようと、体の防御反応によって脳から指令がおきている為です。
風邪をひいていない状態でも、気道にホコリなどの異物が入ると咳がでます。また、気道粘膜の線毛では異物が排出されなかったり、飲食物が気管に入ってしまったり、また、非常に冷たい空気や刺激性のある辛いもの蒸気を吸い込んでしまった時なども、それらを排除する為に、反射的に咳が出ます。
咳は、気管や気管支に異変が起こった場合に、中枢神経に伝わる反応です。その為、むやみに咳を抑える事は、本来は異物の排出が行えないという点で、適当とは言えません。しかし、咳が長く続けて出る場合は、体力の消耗や睡眠不足などの悪影響を出します。
通常、喉は粘膜を張って微小な異物を粘膜で抑え込み、体内に入れないようにしています。風邪をひくと、粘液をたくさん分泌して、ウイルスがこれ以上侵入しないように、身を守ります。粘液が多く出るようになると、塊になって痰として排出しやすくなり、咳で排出を促すのです。
風邪の場合、喉の炎症は風邪の原因である細菌やウイルスを攻撃する免疫反応です。肺は、皮膚の次に人の体で汚染されやすいと言われますが、皮膚は洗ったり消毒ができても、肺は、異物が侵入したり、汚れても洗うことができません。そのため、気管の内壁で空気と侵入してきたウイルスを、繊毛で捕まえ外にはい移出される為に、咳がます。