
どんな薬にも、用量―反応曲線があり、薬が効果的に症状を和らげられるように計算せれてます。用量―反応曲線では、薬が有効に作用する濃度を有効域といい、量を増やして行くと、一定ラインを越えると効果が現れ、更に超えてしまうと効果は変わらないが、副作用だけは強くなるという範囲があります。この為、素人が勝手に知識もない状態で薬の量を増やしたり減らしたりしても、効果がまったく無い事や、副作用だけが強くなるということになります。風邪には効果的な特効薬がないので、風邪になったかもしれない、という状態の場合は、やたらに風邪薬を飲まない事です。
風邪薬は対処療法にしかならないので、飲んだらすぐ治るという事や、飲んだら悪化しないというものではありません。風邪による症状が辛くなったら、その症状に応じた風邪薬を飲むのがいいでしょう。
風邪薬は、基本的に小腸から吸収され、血液に乗って全身を回り、患部に送られて効果を発揮します。肝臓から吸収された薬の濃度を、血中濃度といい投与の方法によって同じ薬効でも大きな違いが生じます。
一般的な風邪薬の摂取方法である経口投与では、血中濃度は、なだらかに上昇しますが、注射で直接血液に薬をいれると、急速に血中濃度が高まります。すぐに症状を緩和したい場合は、注射で薬を体内に入れる方が効果的です。 薬を効果的に利用する為には、血中濃度が重要です。
勝手に、薬の量を増やしても、薬の血中濃度は高くなりますが、有効域を越えて副作用が強くなり、薬効は変わりません。また、勝手に量を減らすと、血中濃度に達しなくて、症状に効果はないのに、副作用は現れてしまう事もあります。