
風邪程度では、病院に行きたくないという人もいますが、病院での風邪の治療法は、市販薬と同じく、現れている症状に対して薬を処方する対処療法になります。
病院で処方される薬は、発熱や頭痛を抑え、発熱による、のどの痛みや筋肉痛、また関節痛などをやわらげる解熱鎮痛剤や、くしゃみや鼻水、また鼻づまりなどのヒスタミンによる免疫反応の作用を抑える抗ヒスタミン剤、体の防御力を高める酵素の力で、損傷した粘膜を修復させる消炎酵素薬があります。また、咳の症状が酷い場合は鎮咳薬や、痰の症状を緩和する去痰薬等もあります。これらの薬がまとまった、市販薬の総合風邪薬にあたる、総合感冒薬もあります。
抗生物質が病院で処方される場合は、風邪菌に対する抗生物質ではなく、他の感染症の原因となる細菌に感染しないようにする薬で、高齢者で免疫力が著しく低下している人や、糖尿病などを既に発病しており、抵抗力のもともと弱い人に処方されます。
また、すでに肺炎などの発症が疑われる人や、高熱が長びく風邪の症状である場合にも抗生物質が処方されます。病院では、抵抗力や免疫力をつける為に、昔はビタミン剤などを注射していたこともあり、風邪は注射を打てば早く治ると言われていましたが、風邪の特効薬を打っている訳ではなく、現在は衛生管理の問題などから注射はほとんど打たれません。
市販薬でも、病院で処方された薬でも効果に違いは、ほとんどなく、病院で診てもらった方が風邪が早く治るという人は、心理的な効果が大きいと思われます。