
結核とは、結核菌が体内に侵入する事で引き起こされる疾患です。結核菌は、風邪と同じく、人から人に感染する伝染病で、主に肺結核と言われます。結核の症状は本来、全身にあらわれますが、肺の症状が最も多いので、肺結核と言われています。結核になると、痰や咳に結核菌が含まれるので、周囲の人に感染してしまいます。
ただし、結核菌が体内に侵入しても、全ての人が結核に感染するわけではありません。 基本的に、結核菌が体の中に入っても、体の免疫組織である白血球や、リンパ球が結核菌に対して防御反応を行ない、結核菌を退治してくれます。しかし、結核菌が肺等に潜み、免疫組織による攻撃を逃れていると、体内で生き続ける事になります。体内で免疫から逃れた結核菌は、死ぬまで何もしない場合や、宿主の免疫力や抵抗力の低下した時に、突然結核菌が暴れだして、結核を発症する場合もあります。
この時、潜伏期間は数年から数十年にもわたっている事があり、いつ感染したかわからない物もあります。 結核菌は、免疫力がしっかりついており、十分働いていれば、初期感染をする事もなく、万一感染しても、その後、抵抗力をしっかりつけていれば発病する事もありません。
結核は、以前は難治の病として恐れられており、呼吸困難を引き起こして死亡してしまう事がありました。現代は、医学の発達で結核が発病しても適切な治療により、完治する事がわかっています。