
鎮咳去痰剤の主な成分として、塩酸ブロムヘキシンがあります。塩酸ブロムヘキシンは、インドの生薬として知られる有効成分を参考にして開発された成分です。主に、気管支の分泌液を促進して痰の濃度を薄め、肺表面の活性物質を刺激したり、更に、粘膜上の線毛運動を促進させて痰が喉にからまることなく、体外に排出されるように促します。
しかし、副作用として、胃腸に不快感や胃もたれの症状が現れたり、頭痛や発疹、また咳が酷い場合は血痰などの症状があらわれる事があります。市販の飲み薬の場合、重症になる事はありませんが、注射ではショック症状や、呼吸困難、気管支痙攣といった。重症の副作用が現れる可能性もあります。
他に、リン酸ジヒドロコデインと、これに似た成分のリン酸コデイは、鎮痛作用は6分の1程度で、鎮咳作用はモルフィンと同様にあります。 しかし、このリン酸ヒドロコデインの鎮咳作用は、強力なため気管支分泌を抑制する作用や、気管支筋の収縮作用もつよく、顔面潮紅やめまい等の症状の他に、めまいや発汗、嘔吐などの症状が、副作用としてあります。
ヒベンズ酸チペビジンは、合成鎮痛剤の一種で、脳の咳中枢に直接作用 し、咳を抑えます。鎮咳去痰なので、鎮痛作用はありませんが、気管支の分泌液を促したり、気道粘膜の腺毛上皮運動を促進する事によって痰を体外に排出します。副作用には、便秘や食欲不振、眠気、めまいが起こることがありますが、市販薬では大きな副作用はあまりないとされています。